消火器の交換時期はいつ頃?交換推奨時期を解説します!

千葉県柏市を中心に消防設備点検や工事を行っている防災通信工業です。


今回は消火器を交換する時期について解説いたしますので、設置している消火器が古くなってきていると感じた方はぜひご一読ください。消火器に関しては事業所用と家庭用で少々異なるため、今回は事業所に設置してあるものに当てはまる内容で解説します。


結論:10年で交換することをお勧めします!

消防法では、消火器の明確な交換時期は定められておりません。適切な点検が行われていて異常がなければ交換せずに使い続けることができます。ではどうして10年で交換を推奨するかというと、10年を経過する消火器に関しては「耐圧試験」を実施しなくてはならないためです。こちらを実施していない場合には消防設備点検において耐圧性能で正常であると判断できないため、「良」とできません。普段の点検内容とは異なるため、耐圧試験には別途費用が掛かるのですが、そちらが高額であるため消火器を交換してしまった方が合理的であるというのが結論になります。


消火器の点検はしっかり行いましょう!



10年で新しいものに交換することをお勧めしましたが、だからと言って10年間は絶対に安心とは言えません。例えば湿気などで金属が腐食してしまい、それが著しく進行すると最悪の場合破裂してしまうケースなどもあります。これは最悪のケースですが、ほかにも安全栓と呼ばれる消火器のレバーが誤操作により閉まるのを防ぐものが欠損していて、誤放射してしまったりするのを避けるなど、定期的な点検により不具合を見つけておくというのは建物の保守保全においてとても大切なことです。そのため、定期点検は必ず行いましょう。


まとめ

今回は消火器を10年で交換するべき理由についてお伝えしました。実際のところ弊社でもほとんどのお客様が10年で消火器を交換しています。適切な消防設備の予防保全が有事の際にとても大切ですので、なにかありましたら、お気軽にご相談ください。