自動火災報知設備の交換時期っていつ頃なの?【自火報交換完全ガイド】

千葉県柏市を中心に関東圏(東京、埼玉、茨城、神奈川、群馬、栃木)で消防設備点検を行っている防災通信工業です!


本日は、「うちの自動火災報知設備がだいぶ古くなってきたけど、いつ頃変えるのが妥当なの?」という声があったので、この記事でまとめて解説させていただきます!


この記事を読むと分かること

  • 交換推奨時期はどこが算出しているのか
  • 自動火災報知設備の交換推奨時期
  • どうして推奨時期に交換する必要があるのか


前提として



まず前提として、自動火災報知設備に必ず交換しなくてはならない期限というのはございません。ただし、有事の際には必ず作動しなくてはならない消防設備ですが、もちろん機械であるため寿命は存在します。そのため、一般社団法人 日本火災報知機工業会が平成30年の8月に消防設備が不具合で交換されているデータに基づいて交換推奨時期というものを算出し設定しています。今回はそちらをまとめますので是非ご一読ください。


受信機の交換時期


まずは受信機です。これがだめになってしまうと他のすべての感知器等が正常に作動していても意味を成しません。こちらはR型とP型で推奨時期が異なります。


 R型受信機…15年

 P型受信機…20年


ただし、P型受信機のなかでも電子機器部品を多用しているものは15年で交換を推奨されています。


ちなみに受信機の内蔵蓄電池は3∼5年での交換を推奨しています。

こちらのバッテリーが切れてしまうと停電時等に受信機が機能しなくなってしまうのでこちらも忘れず更新しておくことをお勧めします。


感知器の交換推奨時期


こちらも感知器の種類ごとに交換推奨時期が異なるので、以下にまとめます。


 煙式感知器…10年

 熱式感知器(半導体式)…10年

 熱式感知器…15年


感知器に関しても定期的な点検により作動しない感知器があったときに、10年~15年ほど経過している場合にはほかの感知器も早めに交換することをお勧めします。


発信機や蓄音響装置の交換推奨時期


発信機と蓄音響装置の交換推奨時期は20年になります。

こちら年数が長いため、忘れられがちなのですが建物全体に火事

を知らせる大事な役割を担うものなので、このくらいのタイミングでの交換をするとよいでしょう。


まとめ


ここまで、自動火災報知設備の交換推奨時期をまとめました。

普段はなかなか作動することのない設備の為、なかなか交換推奨時期といわれてもピンとこないかもしれません、ただせっかく設置しているのに有事の際に動かないのであれば元も子もありません。

適切な予防保全のために、早めの交換をして皆さんの安全を守りましょう。


防災通信工業もみなさまの消防設備の予防保全をしっかりサポートするために、自社で消防設備点検や消防設備工事を設計から届け出まで一気通貫で行っておりますので、ぜひお気軽にお問合せください!