自動火災報知設備の誤作動ってどうして起きる?主な原因を解説します!

千葉県柏市を中心に防災設備の点検や、消防設備工事を行っている防災通信工業です!


本日は、「どういった原因で自動火災報知設備は誤作動を起こしてしまうの?」といったご質問を受けましたのでそちらについて解説していきます!


この記事を読むと分かること

  • 煙感知器は料理やたばこの煙にも反応する
  • 雨漏りの水で電気回路に不具合を起こすことも
  • 定期的なメンテナンスや交換をしないと劣化で誤発報する可能性も


誤作動の原因として考えられるケース


① 料理中に生じた煙や煙が感知器内にはいる

 

これはいわゆる「煙感知器」と呼ばれるタイプの感知器にある誤作動で、タバコの煙等を感知して、発報してしまいます。

料理ができる場所に煙感知器を設置することはないですが、煙感知器の設置してある部屋で、鍋をしたり焼肉をしたりしても発報してしまいますので煙感知器のある部屋では、水蒸気や煙を出さないように気を付けましょう。


② 雨漏りや、急な温度変化等で生じた水滴が感知器に侵入し、電気回路が不具合を起こしてしまう


感知器も電子機器であるため水に弱いです。そのため、雨漏り等で水が侵入すると電位回路の不具合により、誤発報してしまいます。特に梅雨の時期に多くみられます。

もともと濡れる恐れのある所には防水の感知器を設置しますが、そのほかの位置についている感知器は基本的には防水ではないため、雨漏り等の予期せぬ浸水による誤発報が起きてしまいます。


③ 機器の経年劣化


先ほども記述しましたが、自動火災報知設備は機会であるため、時間がたつほどに劣化してしまいます。

他の記事(リンクはこちら)で触れていますが、それぞれの機器に交換推奨年数が定められていますので、これに準じて機器を交換することで経年劣化による誤発報を避けることができます。


④ エアコンの風やストーブ等の熱による誤作動



これは冬に多く見られるケースです。

「差動式感知器」と呼ばれるタイプの感知器は、温度変化に反応して火災を判断するため、寒い部屋が急激に温まると発報してしまいます。そのため、「設定温度を高くしすぎない」「風が直接当たらないようにする」といった工夫をすることで誤作動を極力避けることができます。


⑤ 発信機が押されている


誤作動のケースとして発信機が誤り又はいたずらなどで押されてしまったというものがあります。

発信機は火災を確認した際に押す赤いベースに黒い押し釦がついているものですが、避火災の時に押してしまっても、火災時と同様に自動火災報知設備が作動し、ベルが鳴動してしまいます。受信機の発信機というランプが光っている際には発信機による非火災報であると判断ができます。


最後に


ここで挙げたケースがすべてというわけではないですが、代表的なものをピックアップさせていただきました。いずれにしても定期的なメンテナンスが、非火災報や誤作動を防ぐためにはとても重要になります。



防災通信工業では、自社施工を徹底しているため、お客様に迅速かつリーズナブルなサービスをご提供することができますので、ぜひ消防設備点検・工事でお困りの方はお気軽にお問合せください!