地震の被害を最小限に抑えるために消防設備を見直しましょう

千葉県柏市を中心に関東圏で消防設備点検、防災設備工事を行っている防災通信工業です!



8月8日の宮崎の地震を受けて、気象庁は「南海トラフ地震臨時情報(巨大地震注意)を発表しました。南海トラフ地震は、日本の太平洋沿岸地域で発生が予想されている大規模な地震です。8月15日に呼びかけは終了しましたが、これからも注意が必要なことは確かだと思います。


そこで今回は地震などの自然災害に備えるために必要な消防設備や支援についてご紹介いたします。


1. 初期消火設備


自動火災報知設備: 地震発生時に火災が発生する可能性があるため、自動火災報知設備の設置とその耐震性を確保することが重要です。

スプリンクラー設備: 建物内での初期消火を目的としたスプリンクラーの設置は不可欠です。また、配管や水源が地震で損傷しないように、耐震対策が求められます。

消火器: 各所に消火器を設置し、地震後の初期消火に備えることが必要です。特に、アクセスが容易な場所に配置することが重要です。



2. 避難誘導設備


非常用照明と誘導灯: 停電時にも機能するように、バッテリーや非常用電源で駆動する非常用照明と誘導灯が設置されている必要があります。

非常放送設備: 緊急時に適切な避難指示を行うために、耐震性を備えた非常放送設備が重要です。



3. 耐震性の確保


消防ポンプや水槽の耐震設計: 消防設備そのものが地震で損傷しないように、消防ポンプや水槽などの設備に耐震設計を施すことが必要です。

配管の耐震対策: 消火用水を供給する配管が地震で損傷しないよう、耐震性を強化する必要があります。



4. 地震後の消防活動支援


緊急消防援助隊の配置と訓練: 地震後の迅速な対応を可能にするため、緊急消防援助隊の配備とその訓練が重要です。また、地域ごとの消防活動計画の策定も必要です。

水の確保: 消火活動に必要な水を確保するために、非常時用の貯水槽や地下水利用の設備を設置することが推奨されます。



5. 津波対策


浸水防止対策: 津波による浸水が想定される地域では、消防設備が浸水によって機能しなくなることを防ぐための対策が求められます。例えば、消防設備を高所に設置する、あるいは防水仕様の設備を導入するなどの措置が必要です。



6. 防災教育と訓練


定期的な訓練: 消防設備の適切な使用方法を理解するために、南海トラフ地震を想定した定期的な防災訓練が必要です。



まとめ

これらの対策により、南海トラフ地震が発生した際の被害を最小限に抑えるための準備が整えられます。公共機関、企業、個人が協力して、これらの設備と対策を実行することが重要です。

  



防災通信工業ではみなさまの消防設備の予防保全をしっかりサポートするために、自社で消防設備点検や消防設備工事を設計から届け出まで一気通貫で行っておりますので、ぜひお気軽にお問合せください!