泡消火設備について詳しく解説します!


千葉県柏市を中心に関東圏で消防設備点検、防災設備工事を行っている防災通信工業です!


火災が起きたとき、火の種類や場所によって使う消火設備が変わります。中でも「泡消火設備」は専門的で、特定の条件下で効果を発揮します。今回は、泡消火設備がどんな場所で使われるのか、またどうやって火を消すのかについて説明します。



◆泡消火設備とは?

泡消火設備は、火災が起きた際に泡を放射して火を消す設備です。火災を感知すると、泡が出てきて燃えている部分を覆い、火を消します。普通のスプリンクラーは水を使いますが、泡消火設備はその代わりにを使います。



泡消火設備が必要な場所は、水では消火が難しかったり、逆に火を大きくするリスクがある場所です。特に油火災に強く、駐車場、ヘリポート、工場、危険物を扱う施設などでよく使われます。これらの場所では、法律に従って泡消火設備を設置しなければならない場合があります。




泡消火設備の消火方法


泡消火設備が火を消す仕組みは、泡が火の上に広がって酸素を遮断することで火を消します。また、燃えている物から出る可燃性の蒸気を防ぎ、火が広がるのを抑えます。泡の中の水が冷却効果を持つため、火が早く消えます。



泡消火設備には「湿式」と「乾式」があります。湿式は配管に水が入っているので、すぐに泡が出せますが、寒い場所では凍るリスクがあります。乾式は凍る心配がないため、寒い場所でよく使われます。




泡消火設備の種類



泡消火設備には、以下の5つのタイプがあります。使用する場所や火災の種類によって使い分けます。


1. 固定泡放出口

主に燃えやすい液体を貯めるタンクで使われます。タンクの上部に設置され、火災時にはタンク内の液体表面に泡を放出します。


2. 泡モニター

ノズルで遠くから大量の泡を放出して消火します。タンク火災や液体が流れ出した際の火災に対応します。手動や遠隔操作で使うことができます。


3. 固定泡ヘッド

水を使うスプリンクラーに似た設備で、駐車場や可燃性液体を扱う施設の周囲に設置されます。


4. 泡消火栓(泡ノズル)

消火栓の泡バージョンで、手動でノズルを操作して消火します。


5. 高発泡放出口

多くの泡を出し、火災が起きた空間を泡で満たして酸素を減らし、火を消します。主に紙や木材、可燃性液体の火災に使われます。




設置する施設の種類や火災の特性に応じて、どの泡消火設備を使うかを選ぶことが重要です。適切な設備を選ぶためには、専門業者に相談しましょう。



防災通信工業ではみなさまの消防設備の予防保全をしっかりサポートするために、自社で消防設備点検や消防設備工事を設計から届け出まで一気通貫で行っておりますので、ぜひお気軽にお問合せください!